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2月2日(金)人手不足倒産増加

2/1のテレビニュースで気になる報道がありました。『人手不足倒産』

ここ数年の人手不足(人材難)はサービス業や3Kと言われる(きつい・汚い・危険)業種を中心に深刻化を増して来ております。

ご多分に漏れず我々運送業界も3Kのひとつに挙げられる業種といえます。

ドライバー募集を新聞折込、ハローワーク、ネット配信しても反応が非常に低いのが実際のところです。

弊社では一昨年から昨年秋頃までドライバー不足で大苦戦を強いられ苦渋を味わうことになってしまいました。

離職率を下げるために社員満足度の追及を始めとする待遇改善に務めて参りました。

この報道は、とある運送会社の倒産劇を社長が赤裸々に語るものでした。

ここ何年も慢性的なトラック不足は続いており、後継者不足で廃業する会社や燃料高騰、競争激化で倒産する会社が増えたのは事実です。

こちらの社長は仕事が増えると見込みトラックを新車に代替えし、取引先からの発注が増加したとのことです。

その反面ドライバーの退職が加速し、ドライバー募集を掛けるも全く反応が無く人材確保に困難を極めておりました。

若い人に人材を絞らず、年齢層を60歳まで拡大しても集まらなかった。

結果ドライバー確保が困難になり、仕事をお引き受けできない状況と既存社員への人件費の負担増が経営を圧迫し、行き詰まり倒産した。

同業者の立場からすると、致し方ならぬ倒産とも言えるが、活路を引き出せなかった経営者の責任は問われます。

私の知り合いで、ここ数年でトラックと人員を増強して頑張っている社長がおります。

並々ならぬ苦労と研究を重ねた成果に敬服いたす所です。

国土交通省やトラック協会を挙げて業界の健全化に取組んでおります。

その方針が長時間労働の防止と適正運賃収受であります。

荷主都合の長時間待機にメスを入れ超過時間に対し料金を発生させる。

燃料費や人件費高騰、諸経費コストアップに対し適正な諸料金を頂かないと経営的には厳しいのが率直な本音であります。

更に少子高齢化が進み生産年齢人口の減少が顕著に表れて来ました。

この報道を観て身につまされる思いでありました。

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