『かなこちゃん　ちかこちゃんをしのぶ会』

令和元年１２月１日に千葉市内で『かなこちゃん　ちかこちゃんをしのぶ会』が開かれ3年連続で参加させて頂きました。
この会は平成１１年１１月に首都高速道路用賀料金所手前で発生した交通事故で、被害者ななられた井上保孝さん郁美さんのお子様をしのんで毎年開かれております。（井上ご夫妻主催）
この事故は、渋滞の最後尾に停車した井上さんの乗用車に、大型トラックが追突し車に乗り上げ止まりました。その直後にトラックより引火した炎が井上さんの車を飲み込んでしまいました。
井上さんご夫妻は奇跡的に救出されましたが、後部座席に座っていた当時３歳の奏子ちゃんと１歳の周子ちゃんが炎に包まれ短い生涯を終えました。
追突した大型トラックのドライバーは四国から東京へ移動する間、カーフェリーとサービスエリアで常習的にアルコールを摂取した状態(泥酔）でハンドルを握っていたのです。
この大型ドライバーに言い渡された刑は懲役４年の実刑でした。常習的に飲酒運転をする、ことのほか悪質で刑事責任が重いにも係わらず、当時の法律では限界がありました。
この事故を機に井上ご夫妻の署名運動が展開され、２００１年に道路交通法改正法案が国会を通過し、「危険運転致死傷罪」が刑法に新設されました。
悲惨な事故から２０年の年月が過ぎましたが、奏子ちゃん　周子ちゃんの時計は止まったままです。
この日２０年と云う事も有り、数社の報道（メディア）が来られており、ＮＨＫの１９時からのニュースで放映されました。
この会に遠くは北海道や九州からも同じ様にご家族を亡くされた遺族の方々が多数参加されておりました。
短冊に祈りを込め大空高く風船を飛ばしました。