行政からの仕組み作り
弊社が加入しております「一般社団法人千葉県経営者協会」より次のメールが配信されてまいりました。
国土交通省千葉運輸支局より「安定した輸送力確保に向けた取り組みのお願い」と題し千葉県経営者協に配信され協会を通じ会員に送られてきました。
千葉県経営者協会には千葉県の名だたる企業を始め銀行・学校法人など全産業1470社が会員となっております。
会員企業には製造業など製品を運搬する手段として、我々運送事業者にトラック便を依頼する企業がございます。
昨今の運輸事業を鑑みると諸問題が蓄積されていることは広くご承知頂けているのかなと思います。
例を挙げますと慢性的にドライバー不足が顕著に現れ、輸送依頼を受けても運ぶことが出来ない事が一番大きな問題点だと思います。
その理由は少子化・平成19年の普通免許制度改定・長時間労働・他産業より給料水準が低い・SNSやネットの普及・規制強化・輸送コスト増などが主だった点として考えられます。
国民生活のライフラインを支える物流を担うドライバーのなり手不足は、今後益々深刻化し経営難に陥る運送会社が増えると思っております。
また、ドライバーの高齢化も相まって、より輸送困難な状態が加速するのではないかと危惧しております。
この状況を打破する施策として全日本トラック協会が行政に働きかけ所管である国土交通省が異例の異例ともいえる「標準的な運賃」を国土交通大臣が告示しました。(令和2年4月)
くしくも新型コロナウィルス感染症で日本のみならず全世界に蔓延していたこともあり、タイミングを逸してしまった感はぬぐえません。
このように行政(国)の働きかけに感謝申しあげる次第であります。
先月弊社でも関東運輸局千葉運輸支局に「標準的な運賃」の届け出をしました。
荷主企業様には、ドライバーの労働条件の改善と労働力確保に深いご理解を賜われましたら幸甚であります。
つきましては、荷主様へのサービスとニーズ向上に社員が一丸となり対応させて頂く所存でございます。
国土交通省千葉運輸支局から千葉県経営者協会に配信されたメールを添付致します。
こちらをクリックしてください!国土交通省千葉運輸支局より