トラック飲酒運転死亡事故現場に献花
6月28日夕方とてもショッキングな交通事故が身近な場所(八街市)で発生致しました。
事故状況等はテレビや新聞で大きく報道されております。
トラックが集団下校する小学生の列に突っ込み死傷者が数名でてしまいました。
このトラックは自家用の白ナンバー(自社製品を運ぶ目的)でした。
業務中に飲酒をし、酒気帯び状態でトラックを運転した結果、取り返しのつかないこととなりました。
ナゼこの様な悲惨な事故が起こるべきして起こってしまったのか?
容疑者のモラルと会社の管理体制(企業風土)はいうまでも有りませんが、白ナンバーと緑ナンバー(営業・有償で運ぶ)の目的の違いに根本的な認識のズレが生じたのではないでしょうか。
そもそも白・緑ナンバー関係なく飲酒後(アルコール数値ゼロになるまで)は、自転車さえも運転してはなりません。
緑ナンバーの営業トラックは平成23年5月より出発時・帰庫時の対面点呼でアルコール検知器を用いて酒気帯びの有無を確認することが義務化されました。
今回の白ナンバーには、残念ながら義務化されておらず、あくまでも管理上の任意になっております。
かつて緑ナンバー(営業)も義務化される前はアルコールを体内に残したまま運転するドライバーが多かったのも事実です。
悪質なのは昼食を取りながらビールをグイグイする者もいたようです。
アルコールチェックが見過ごされることで、会社や周囲にバレなければ大丈夫だと安易な考えに陥ってしまいます。
今回の容疑者も類の無い酒好きで日常的(アルコール依存症)に飲酒運転をしていただろうと想像がつきます。
我々緑ナンバーの運送会社は国民のライフライン(衣食住)を担う大切な役割をしておりますが、一部の業者によるマナーやモラルの欠如で社会的地位を低下させてしまっておりました。
一般の方からみると白と緑の区別が付けづらく、トラックでひとくくりにされがちです。
弊社では法令順守を基本に営業しておりますので、緑ナンバーのトラックドライバーへの風当たりを懸念するところです。
尊い命が身勝手な行動で消えてしまったことは許し難い事実であります。
本日、ご冥福を祈り献花して参りました。
この様な悲惨な交通事故が発生しないように弊社では安全指導の強化に努めます。